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筋力低下と筋出力低下 [改訂版] [医学一般]

テレビ番組で、〝腰痛や関節痛の原因〟を医師の先生が解説しておられるのを
聞いておりますと、殆んどの場合、
筋力低下によるもので、筋肉のトレーニングをしなさい
と言う説明をされている様に思います。

患者さんからも、「筋力が弱いから、頻繁に傷めるのかな?
筋力をつけないといけませんか?
等との、質問を良く受けます。

筋力が低下していると言われる場合の殆んどは、
筋力でなく、筋出力が低下している事が多く、
歪み関節の歪みや脊柱による筋肉のアンバランス使い過ぎによる筋腱の硬直 
椎骨の歪みにより起こる、筋肉を支配する末梢神経の異常など
により、筋出力が低下し症状を起こしていると言えます

筋力の低下とは 筋肉そのものの力が低下している場合で
ギブス固定による廃用性萎縮や 病気などで寝たきりの生活によるもの等で
見られるものの、普通の生活をされている方では筋力の低下により
症状が発生する事はまず考えにくいのです。

筋出力の低下とは、筋力は保たれているが、力が発揮できない状態にある事です
問題は、その筋力が発揮でき無くなっている原因です。

大きく分けると筋肉起因のものと神経起因のものに分けられます。
神経によるものは、筋肉を支配する神経の神経痛や痺れによるものと
交感神経の緊張らよる筋肉の緊張があげられます。

椎骨や関節のゆがみによる関節包の伸展軟骨による圧迫により、
神経の血流が阻害されている場合は、その原因を調整する必要があります。

交感神経の緊張の場合は、交感神経のスイッチを切って、
筋肉にかかる張力を解く必要があります。

筋肉起因の単純なものとしては、繰り返し動作の継続、同じ体勢の維持などによる
継続する張力がかかり続けることにより、
筋肉が硬直して痙攣状態にある場合です。

この場合、筋肉は硬く緊張しているものの、収縮できる余力はなくなり
骨に付着している腱の部分は 痙攣状態にあり、スムーズに関節を動かせなくなっています
当然、筋ポンプとしての作用も落ちてきます。
即ち、筋出力が低下した状態になるのです。

又、歪みにより、筋肉が引き伸ばされた事によっても筋の張力に異常が起る場合があります。

筋肉は持続的に緩やかに過伸張・過伸展され、絶えず過緊張の状態に陥り
痙攣を起こしてきます。

そうすると、筋肉は、痙攣状態で硬く拘縮し、筋収縮出来ない状態に陥り
筋出力が全く発揮出来なくなります。

例えば、小菱形筋・大菱形筋は、胸椎と肩甲骨の内側縁に付着していますが、
肩が前方に巻き込んで、胸椎と肩甲骨の内側の位置が離れると、
筋肉は引き伸ばされた状態が続き過緊張状態の継続による痙攣を起こしてきます。
この場合、筋出力は低下してきます。


痙攣までいっていなくても、筋肉の緊張バランスにおいて筋肉が緊張すると
筋出力は低下します。

普通筋肉は、収縮して力を発揮しますので、筋肉が収縮して緊張すると
筋出力が発揮できると考えがちです。
同様に、筋肉の緊張バランスにおいて筋肉が緩み過ぎると
収縮する力が働かなくなり、筋出力は落ちるように思われます

ところが、これは間違いで、筋肉は緊張していると 筋出力が低下し、
緩んでいると筋出力が大きくなります

軽くバンザイすると、大抵の人は利き手でない側―左肘が伸びません

これは、筋肉の緊張バランスにおいて、左側は屈筋が緊張して伸筋が弛緩しているからです。

ところが、目いっぱいバンザイすると、左肘の方が伸びます
これは、筋緊張バランスにおいて伸筋が弛緩している側は、伸筋の筋出力が働くからです

床に座っていてどちらかの手をついて立ち上がる場合、左手を着くことが多いです
左側は肘を伸ばす筋肉が緩むことで伸展の筋出力が働きやすいため、
左手で体を支えやすい人が圧倒的に多いためです。

椅子から立つ場合ガニ股の人太ももの内側をつけてから立つと
立ちやすくなります

仰向きに寝たときに脚が開いて、つま先が外に倒れるこのタイプは、
股関節を外に開く(外旋)筋肉ー大腰筋が緊張することで、
内側に捻じる筋肉―内旋筋の筋出力が増すのです

また、お尻を落として両脚を伸ばした状態で足首を反らす(背屈)と、
たいていの場合、屈筋が緊張している左側の足首の方が反らし易くなります
伸筋が弛緩していると、足首は反らす(背屈)筋出力が大きくなる
ためです。

筋出力は、筋肉が緩んでいる側で、ここぞというときに働きます
しかし、持続力に乏しいことが、筋肉が緩むと筋力がなくなるとの誤解を
生んでいるのかもしれません。

伸筋緊張の右側は、伸展―背屈の筋出力は低下し
屈曲―底屈の筋出力が大きくなります
ただ、弛緩している筋肉の筋出力が落ちる事があります
筋出力が働く状態が続いたことで、痙攣を起こした場合です。

顎を噛みこみ過ぎて右側の咬筋が痙攣する
長時間早歩きをして右のふくらはぎが痙攣する
長く立っていて左の膝の前側が痙攣する―等の場合です。

緩んでいる筋肉は、大きな筋出力を発揮する代わり持久力に乏しいため、
長時間、あるいは繰り返し動作をするにより、痙攣を起こしやすいのです


筋肉の緊張のアンバランスが原因の場合や痙攣により、
筋力が発揮されていない場合、筋出力不足であって筋力不足ではありません

したがって、筋力トレーニングで改善されるものではありません

むしろ、筋肉が痙攣に陥っている状態で、筋トレを行うと、
筋肉はパンクしてしまい、
関節が動かなくなる等悪化してしまう危険があります


筋肉の緊張バランスにより、筋出力が低下している場合は、<筋出力整体>
をメインに行い、筋肉の緊張バランスを調整します。
一般的には、筋トレより筋ストレッチにて、緊張している筋肉のみを
緩めるとよいでしょう。

ただ、筋肉が痙攣している場合は〈腱を弾く〉ことで、
その硬直・拘縮を緩める方法が効果的です。

いずれも、筋出力を阻害している原因にアプローチしていくのです
 







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